人も乗り物も定期的なメンテナンスが必要なんです
かれこれ何年経つんでしょうか。。。?
サンクチュアリーIMCの鈴木です。みなさんこんにちは。
最近お客さんに「鈴木さん、バイクなに乗ってるんですか?」と聞かれることが度々ありまして、「ホンダのCB750Fなんですけどね、、、乗ってはいなくてですね、、、持ってはいます。」と、バイク好きのお客さんの期待を裏切る返答しかできない鈴木です。
思い返してみると、最後に車検が切れてからずいぶん経つなぁ。。。(遠い目)
ということで自分の愛車の車検は切れてしまっていますが、サンクチュアリーIMCではもちろん、お客様の車検の作業は行っております。
みなさん、健康診断や人間ドックって受けられますよね?体の不具合も早期に発見することで、治療の難易度や費用を抑えることができますが、それはオートバイも一緒なんです。定期的に点検し早期に対応することで、修理の難易度や費用も抑えることができますから、2年に1度の車検整備は、オートバイにとって私たちが普段受けている健康診断や人間ドックと一緒なんですよね。
健康維持のためには各部の点検や診断はもちろん、これからの2年間で起こるであろうトラブルを未然に回避して、安心して乗れるようにしておきたいところですよね。
とはいえ雨の日は乗らないし距離も走っていないから大丈夫、と思っていた車両でも、外見には傷んでいなくてもグリスが切れていてオイルシールを痛めていたり、錆で固着してしまっていて動かなくなっていたりして、2年も経過した車体は意外と傷んでいることが多いんです。
ですので、実際に分解点検してみないと分からないことが多いんですよね。
ボルト関係も錆で固着してしまったり、メネジに砂や汚れが引っかかって適正なトルクがかけられなかったりしますから、分解点検をした際に、しっかり清掃しグリスアップして組付けることが、次回のメンテナンス時のトラブル回避につながります。
ダストシールのないレーシングキャリパーを装着されている車両は、制動時のブレーキパットから出るダストを拾ってキャリパーシールが汚れて油分が切れてしまったりします。ピストンシールも傷みやすくなってブレーキのタッチも悪くなり、パフォーマンスが著しく低下してしまいますから、機能が売りの高価なレーシングパーツだからこそ、常にコンディションを維持してしておきたいところです。
定期的にしっかり清掃、注油をしてメンテナンスをしてあげることが、安全をキープする上でも非常に重要なんですよね。
こういったケーブル関係も普段乗っていると気が付きにくいところなんですが、意外と油分が切れて動きが渋くなっていることが多いんです。ハンドル全開に切ったらスロットルが戻ってこない、とかだと注油が必要な状態なんです。減速したいときに正常に操作できないと非常に危険なところでもありますので、操作系統のメンテナンスは安全に乗る上でも、ストレスなく快適に乗る上でも、定期的な給油メンテナンスが非常に重要になります。
金属同士の座面にも極薄くグリスを塗ります。締め付けた時の面圧を一定にしてあげることや、錆の発生による金属同士の固着を防ぐ目的もあります。
こういった定期点検整備のメンテナンス、実は基本的にはレース用のマシンメンテナンスと全く一緒なんです。
厳密に言えば、負荷の掛かり方が違うので使用できる部品のマイレージ管理やトルク管理など違うところもあるんですが、オートバイを「安全に正しく走行させる」ことについては、ストリートでもレーサーでも見ているポイントは全く一緒なんですよね。
サンクチュアリーIMCでは、車検整備、定期点検整備や車体メンテナンス作業も行っておりますので、ご自分の車両で最近この辺がちょっと気になるんだよな~とか、なんかエンジンからの音が気になるんだよな~とか、気になる点がございかしたらお気軽にご相談いただけたらと思います。
そして、私の愛車も車検を通して!!今年こそは!走れるように、できたら、、いいなぁ、、、と。
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