アルミ総削り出しのZ用ビレットシリンダーヘッドカバー

サンクチュアリーIMCの鈴木です。どうもみなさんこんにちは。

旧年式車愛好者の方ならご存じだと思いますが、最近では状態のいい中古部品を入手することが難しくなってきましたね。

普段私たちも車両製作の段階で一番苦労するところは、実は状態のいい材料の入手のところなんです。

特にすでにメーカーからの部品供給が終了しているエンジン回りの部品は入手が大変で、中古部品オークションサイトなどで取引されているものも材料が枯渇し、以前に比べると高額で取引されるようになりました。

画像だけでは判断が付かずいざ購入してみてもなかなか上程度の品物に巡り会えなかったり、そしてまた状態のいいものを探して購入して、など、、、

中にはそんな経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回ご紹介したい商品はこちらです。

 

Ten Win Japan社製、Z用アルミ総削り出しシリンダーヘッドカバーです。

ラインナップは丸ヘッド、角ヘッドの二種類をご用意。

どちらも純正品の形状を再現したデザインで、シンプルでありながらも洗練されたフォルムは見た目にも高級感を与えます。

こちらの製品の開発には、私サンクチュアリーIMC鈴木がアドバイザーとして関わらせて頂いておりまして、長年のレースで培った経験がフィードバックされています。

ノーマル鋳造カバーよりカバー内側のスペースを確保し、ハイリフトなカムシャフトを使用する場合でも十分なクリアランスを取れる寸法に改新。

アルミ鍛造素材により薄肉成形が可能なため、ヘッドカバー総重量もノーマル比およそ30%の軽量化を実現しています。

カバー内側にはリブが入りエンジンの高温環境下でも耐えうる強度を確保。

最新のCNC(コンピュータ数値制御)技術を駆使して精密に削り出されたシリンダーヘッドカバーは、均一な厚みと滑らかな表面仕上げを実現しています。

製造に至るまでの工程も、最新技術による高精度な解析が行われています。

世界最高精度を誇る、KEYENCE社製レーザー元素分析ヘッドを使用し、およそ半世紀前当時の材質を元素分析し、材質、工法を改新。

こちらも世界最高精度、KEYENCE社製3Dスキャナ型三次元測定機器を使用し、既存の製品を分解または解析、リバースエンジニアリング。

リバースエンジニアリングとは、既存の製品を分解または解析し、その仕組みや仕様、構成部品、技術や設計などを明らかにし、製品を分解して設計図を作成することに加え、製品や部品を解析し、製造方法や動作原理を知ることを目的としています。

対象物を360°あらゆる角度からも比較、解析、測定結果をデータ化し設計に反映することで、人的な測定のバラつきがなく精度の高い測定が可能となります。

その測定精度はXYZの空間内で繰り返し精度0.002mmの精度が保証されおり、数値の測定結果のみでなく複雑で把握できなかった形状を捉えることができ、3Dデータを取得することが可能となるんです。

製品ラインナップは、素地、光沢シルバーアルマイト、ガンコートブラックペイントの3種類からですが、お客様のニーズに応じたカスタマイズも承っており、個性的なエンジンを演出することができます。

アルミ削り出しシリンダーヘッドカバーは、性能、デザイン、軽量化を兼ね備えたパーツです。均一に薄肉成形されエンジンの熱放散のパフォーマンスを向上させるだけでなく、エンジンの美しさを引き立ててくれます。

ぜひ、ご自身の愛車にこの高品質なシリンダーヘッドカバーを取り入れて、アップグレードされたオートバイカスタムライフの楽しさを体験してください。

今後の予定としましては、別バージョン仕様の開発やJ、R系の開発も進めております。

製品ラインナップについて、ご注文、商品についての詳細は、弊社ホームページCONTACTページからお気軽にお問合せ下さい。

 

〈お知らせ〉

サンクチュアリーIMCでは、11月14日、15日は臨時休業を頂いております。

ご不便おかけし申し訳ございませんが宜しくお願い致します。

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