A16-004

アメリカ カリフォルニア州へデモンストレーション車両として逆輸出された004

Z-1の丸外装モチーフで造られたA16R-004。
アメリカ カリフォルニア州ロングビーチで開催されるモーターサイクルショー出展車両としてデモンストレーション製作された一台である。
ショー終了後はロサンゼルスの大型バイクショップにてショールーム展示されていたが、現在は日本へ回帰しておりA16の試乗車となっているマシンである。

フューエルインジェクション
フルコン制御により気温、エンジン温度を検出し燃料供給、点火時期を制御。普段使いの状況下ではスポーツライディングを、車検時の排気ガス測定条件下では基準値を大きく下回る排気ガス濃度となっており、スポーティーかつクリーンな排出ガスを実現している。

シートカウル
シートカウルにはシングルシートを採用。フューズBOXやバッテリーへのアクセスを容易にするため、シートキャッチを設けてシートキーでシート本体のみを取り外し可能にしている。

フューエルタンク
丸Zのスタイルをくずさないようにダミータンクを採用。インナータンクはアルミ板から叩き出され製作された。ガソリンコックも備えており整備性にも配慮される。

エンジン
エンジン内部は各部リビルド加工され、ヘッド周りを中心にファインチューンが施される。ツインプラグ加工された燃焼室は点火時期の設定にも自由度が広がりノッキングなどによるエンジン損傷のリスクを低減。後軸出力１２５ｐｓが引き出される。