2004年にRCMとして製作されたこのRCM-039Z1。シリアルナンバーも’039’と古く、長く乗り続けられてきたRCMであるが、この先も更なる時間をZと共に走り続けるため、フルリメイクが開始された。製作当時では困難であった加工技術も飛躍的に向上している今日、現代では可能となったチューンナップ技術が惜しみなく注ぎ込まれ、更なる進化を遂げたこのRCM-039Z1。
足回りにはマグネシウム6本ホイール、OZ RACING CATTIVAを採用。軽量かつ現代のハイグリップラジアルタイヤのバリエーションに広く対応している。
トラクションを受け止めるフレームはステージⅡフレーム補強が施されており、タイヤのトラクションを受け止める剛性、旋回時の適度に撓る靭性を持たせ、高い水準でのスポーツライディングに対応している。
心臓部であるエンジンは各部に手が施されており、ハイパワー化を求めるチューンナップの他、重量バランスや表面処理に至るまで各所に手が施され組み込まれている。燃料装置にはフューエルインジェクションを採用。フルコン制御により街乗りでもスポーツライディングにおいても幅広く対応。エンジンの素性を余すことなく引き出している。
随所に手が施されフルリメイクされたこのマシンは、正に次世代’空冷Z’といえる進化を遂げたRCM-039Z1である。